使いやすさ

収納力に注目

荷物の詰まったランドセルのイメージ

使いやすいランドセルとは中にたくさん収納できるよう設計されたものです。 学校の授業で使われる教科書が無理なく収まるサイズで、プラス、ノートやプリントも楽々入れられる余裕がなければ使いやすいとはいえません。 勉強熱心な子供なら参考書も持ち運びたいでしょうし、えんぴつやシャープペンシル、消しゴムの入った大きな筆箱も忘れてはなりません。
他にも音楽の授業で使う縦笛のスペースも確保したいし、とにかく収納スペースがどれだけあるかはランドセルの性能に直結することです。 内寸は少なくともA4サイズのプリントも折らずにスッポリ入るサイズでないと、配布された紙が大量にある時に中でグチャグチャになってしまうので、最低ラインの目安として下さい。 収納力に余裕がなく無理矢理詰め込むしかないカバンはパンパンに膨れ上がって見た目もよくはありませんし、そのまま長く使っていると傷んできます。
無理をさせる分寿命も短くなるので、6年近く使われるランドセルでは致命的な問題になりかねないのです。
また内部だけではなく、サイドにも仕掛けがされていて袋なんかを吊るせるようになっているかも注目すべき点でしょう。 シューズを入れた袋や給食袋など、直接授業に関係ない物でも学校に持って行ったり持ち帰ってくる日は多々あります。 少しなら手で持てばいいけど両手が塞がるほどランドセルには収まりきらない荷物がある場合、いくら安全が確保されていそうな通学路でも少し恐くなります。
段差に躓いて転びそうになった時、手が空いてれば上手に転倒して最小限の怪我で済ますことができますが、右手に下駄袋、左手にスクール水着の入った袋を持っていたら顔面から地面に突っ込む危険もあるのです。 「そんな所で転ぶのか?」とビックリしてしまう場所でも小さな子供は転びます。 本当に不思議なもので、小学校に入学したての1年生はだいたい平均して週に10回以上は転倒すると近所の奥さんは言っていましたし、多い日だと5回は転ぶことも珍しくはないそうです。
そんな子供が重い荷物を背負って、両手に荷物を持っていたら転ぶのも当たり前な話かもしれません。 なので使いやすいことを考えての収納力だけでなく、安全面も考慮しても収納力も結構重要なポイントになるのです。
雨の日でも傘をさせるよう、転んでも身体を支えられるようフックの充実したランドセルが隠れた名品なのです。 安全面では反射ベルトも付いていると親としては安心かもしれません。 24時間明るい繁華街を通学路にしている生徒なら平気かもしれませんが、冬の下校時間は夕方でも薄暗くて灯りの少ない道だと自動車の運転席から歩行者を視認するのが難しくなり、歩行者に気付いた時にはバンパーと接触していた、なんてこともたまにあるようです。
街灯の間隔が広くてたまに設置されている自動販売機の灯りも届かないような位置を歩行している背の低い小学生をドライバーが発見するのは至難の業です。 ネオンの光やショップから漏れる灯りで照らされる都会なら小学生が歩いていても安全ですが、舗装されていない薄暗い道路を通学路にする生徒もいるのです。 なので通学路に危険なポイントがあると親が察知したなら、反射する何かが付いているランドセルを買ったほうが安全でいいでしょう。
反射ベルトや反射ビョウがあれば接近してきた自動車にランドセルの存在を知らせることができますし、オートバイにも気付いてもらいやすくなります。 不必要な自動車事故を回避するためにも反射材のある品を選びましょう。